WEBアプリの開発を外注する際に気を付けるポイント
システム開発でよくある失敗として、以下のようなものが挙げられます。
- 想定していたより納期がかかった
- 想定していたより費用がかかった
- 想定と異なるシステムが納品された
上記のような失敗は、国内の開発会社に依頼する際も起こり得ますし、オフショア開発でも起こり得ます。
今回は、上記のような失敗を避けるためのポイントをまとめます。
WEBアプリの開発を外注する際に気を付けるポイント
Webアプリ開発が失敗する主な要因は、以下の3つです。
- 発注者側の要望が不明確だった
- 開発会社とのコミュニケーションが不十分だった
- 開発会社が苦手としている案件だった
上記を回避することで、プロジェクトの成功確率をあげることができます。
作りたいアプリの要件を明確にする
打ち合わせの段階で、発注者側の要望が曖昧だと、計画段階で余計な時間がかかり納期遅れに繋がります。
より良いWEBアプリを開発するには、事前に発注者側でWEBアプリに求めるものを明確にしておき、開発会社と共有することが大事です。
要件さえ明確になっておけば、開発会社側からより良い提案をもらえることも少なくありません。
失敗を避けるだけでなく、よりクオリティの高いWEBアプリを作るためにも、事前にWEBアプリに求めるものを明確にしておきましょう。
開発会社とのコミュニケーションを密に取る
開発会社とのコミュニケーション不足も、失敗の要因の一つです。
開発会社とのコミュニケーションを疎かにすると、依頼内容の解釈ズレなどに繋がり、納期遅れや想定と異なる成果物などのトラブルに繋がりかねません。
要件を明確に定め、WEBアプリのターゲットや、WEBアプリを通して得たい結果を十分に説明することを心がけましょう。
仕様書などの内容を事前にしっかりすり合わせる
コミュニケーションにも関連する内容ですが、仕様書などの資料の確認も重要です。
依頼内容は最終的に仕様書という形で落とし込まれ、仕様書をベースにさまざまな設計書を作り、開発が進みます。
依頼内容が伝わったか確認する意味でも、仕様書などの内容はしっかりとすり合わせましょう。
作りたいアプリにあった開発会社に依頼する
開発会社とのミスマッチも、失敗の要因となります。
システム開発会社は、会社ごとに得意とする案件が異なるので、自社が作りたいアプリにあった開発会社を選びましょう。
開発会社のHPや、過去の実績・評判などを調べて、自社の求めるものを作れるかを確認して依頼するのが良いです。
開発実績に、類似の成果物があり、評判が良い会社があれば一番安心できます。
オフショア開発でのWEBアプリ開発で特に気にすべき点
上記の注意点は、国内開発、オフショア開発共にいえるポイントでしたが、次にオフショア開発特有の注意点についてまとめます。
◉目先のコストだけで選ばない
オフショア開発のメリットの一つとして「コストの安さ」が挙げられます。
オフショア開発の相場は、国内開発の半額〜7割くらいの費用です。
ですが、オフショア開発会社の中には、安さにものを言わせて強引に契約を取ろうとする開発会社も存在します。
目先の金額の安さにつられて開発会社を選ぶと、
- 納期通りに納品されなかった
- 依頼したものと異なる成果物が納品された
- プロジェクトが頓挫した
などのトラブルに巻き込まれかねません。
開発会社を選ぶ際は、費用だけでなく、
- 実績があるか?
- コミュニケーションがしっかりとれるか?
などの要素もよく見て選ぶべきです。
◉間接コストも含めて見積もりを出す
オフショア開発では、海外の開発会社と連携するため、言語の違いや物理的な距離の遠さから関節コストがかかります。
コミュニケーションの齟齬を避けるため、ブリッジエンジニアと呼ばれる、依頼者の指示、仕様書、設計書などを、委託先がわかるように伝える役割を設置することが多いです。
ブリッジエンジニアを含めても、国内開発より費用を抑えられることが多いですが、間接コストも含めて見積もりが出されていることを確認しましょう。
◉開発国の情勢も加味して開発会社を選ぶ
オフショア開発では、開発国の情勢も意識して開発会社を選ぶべきです。
頻繁に怒ることではありませんが、開発国で紛争、内戦、大規模なデモなどが発生すると、開発自体がストップし、プロジェクトが中断するリスクがあります。
世界情勢の変動を予測することは困難ですが、日本との友好関係に問題がないか?開発国内の内政状況は安定しているか?といったことも合わせてチェックしましょう。
オフショア開発国として人気を集めているベトナムは比較的親日で、国内情勢も安定しているのでおすすめの選択肢です。
WEBアプリ開発の流れ
WEBアプリの開発は、以下の流れで進んでいきます。
◉事前準備
WEBアプリの開発を始める前に、自社内で作りたいアプリを明確化します。
社内で使うシステムであれば、関連部署や取引さにヒアリングや調査を行い、必要な要件を洗い出しましょう。
エンドユーザー向けのアプリを開発する場合は、事前にターゲット、ターゲットが抱えるニーズ、アプリを通してどのような結果が欲しいのかなどを明確化します。
ここで、できるだけ要件を明確にしておくのが重要です。
◉見積、提案
開発会社を探す際、はじめから1社に絞るのではなく、複数社を比較してから選ぶのがおすすめです。
コンペ・入札などを行い、スケジュールや開発コストの見積もり提案を受け、自社にあう開発会社を選びましょう。
また、この段階でサポート体制や、トラブルが発生したときどのくらい対応してもらえるか、OSのバージョンアップなどの際に対応してもらえるかなどに関しても確認しておくと失敗をさけることができます。
◉契約、発注
1社に絞ったら、発注します。
◉設計、仕様確認
発注先の開発会社と、打ち合わせを重ね、仕様書を作成します。
ここで作った仕様書が、以降の開発のベースとなるので、念入りに確認しましょう。
開発会社側で、仕様書をベースに詳細設計を組み立て、開発を進めていきます。
仕様書と設計書をベースに開発が進みます。
開発が進むのに伴い、打ち合わせ段階では見えなかった細かな仕様の確認が必要となり、開発会社から問合せが発生することもあります。
返答が遅いと開発が止まってしまうこともあるので、問合せには迅速に対応するようにしましょう。
◉検証
製造完了後、開発会社側でテストを行い、テストが問題なければ、依頼者に検証依頼が投げられます。
開発会社側のテストはテスト用のデータを使って行うことも多いですが、依頼者側での検証は実機(あるいは実データ)を使ってのものになります。
細かく動かして、不具合がないか、使いやすいか、動作は遅くないかなどを確認しましょう。
◉リリース、運用
検証まで問題なければリリースです。
WEBアプリの場合、本番用のサーバーにアプリをアップロードし、公開を行います。
WEBアプリ開発はdehaにご相談を
dehaでは、ベトナムでオフショア開発を行っております。
これまで
- 問合せ管理システム
- 見積もり作成WEBシステム
- マッチングシステム
など多数のWEBアプリを開発してきました。
WEBアプリだけでなく、スマホアプリ開発や、AIを用いた画像処理システムの開発実績もありますので、お気軽にお問い合わせください。