スマホアプリの開発を外注する際に気を付けるポイント
日本人のスマホの平均利用時間は1日3時間を超えるといわれています。
多くのユーザーに自社サービスを知ってもらうために、スマホアプリは有効な手段の1つと言えるでしょう。
とはいえ、スマホアプリ開発 ができるエンジニアを抱えている企業はそんなに多くないのではないでしょうか?
今回は、スマホアプリ開発を外注する際に気を付けるべきポイントをまとめてみました。
スマホアプリのリリースに興味のある企業様は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 社内で企画をまとめる
- 開発会社の選定
- 要件定義と仕様の決定
- 設計(画面設計/詳細設計)
- 開発
- 検証
- ストアへの公開
- 運用・アップデート
上記の開発の流れを踏まえて、依頼者側が気を付けるべきポイントをみていきます。
事前にしっかりと企画をまとめておくのが重要
開発会社に依頼を出す前に、自社内でしっかりと企画を固めておくことが非常に重要です。
企画を固めておくことで、以下のようなメリットがあります。
- 自社にマッチした開発会社を選びやすくなる
- 余計な費用をかけずに済む
- 開発をスムーズに進めることができる
- 開発会社から具体的なアドバイスをもらいやすくなる
逆にここがあやふやだと、余計な費用と時間を浪費してしまうことになりかねないので、必ず抑えておきましょう。
- ターゲットとなるエンドユーザー
- ターゲットのニーズ
- ニーズを解決するために、どのようなアプリが必要か
- そのアプリを通してどんな結果が欲しいのか
- そのためにどのような機能が必要か
- 競合はどこか
上記の内容は、最低限抑えておくべきだと思われます。
具体案まで落とし込んでおくとスムーズ
社内での企画段階で、具体案まで落とし込めておけば、非常にスムーズに開発が進むでしょう。
具体案とは、以下のような内容です。
- どのプラットフォームで展開するか(iOSか?Androidか?)
- 予算や希望納期はどのくらいか?
- 一番コアになる機能は何か?
- どんな画面が必要か?
- webviewアプリか?ネイティブアプリか?
一言にスマホアプリといっても、iOSとAndroidでは、開発に使うプログラミング言語やツールが大きく異なります。
そのため、両方のプラットフォームで開発する場合は、その分費用と開発期間がかかることを認識しましょう。
最近では、クロスプラットフォームと呼ばれる開発手法もあり、iOSとAndroidを同時に作ることも可能です。
ただし、クロスプラットフォームでの開発はまだ一般的ではないため、対応できる開発会社が限られているのが欠点です。
webviewアプリとは、スマホアプリがもつwebviewという機能を使い、サーバーから受け取った画面を表示するアプリのことです。少ない工数で開発可能ですが、操作性や速度が遅めになります。
ニュースアプリや、レシピアプリなどで使われていることが多いようです。
一方、ネイティブアプリはアプリ自体がUIを持っており、複雑な動作や高度な機能を実装可能です。
操作性や速度も、webviewアプリに比べて速く、アプリといえばこちらのイメージが強いかもしれません。
デメリットとしては、開発にかかるコストが大きくなりがちな点です。
目的にあった選択肢を選びましょう。
開発会社は実績で選ぶ
企画が固まったら、開発会社を選定していきます。
開発会社を選ぶ際のポイントは、以下の2点です。
- 費用の安さに釣られない
- 実績をみる
開発費用は、エンジニアの人件費が多く占めています。
高度な技術を扱えるエンジニアは、人件費も高くなりがちです。
逆に言えば、費用があまりに安い場合、エンジニアのレベルが高くない可能性があります。
相場から離れすぎている提案には気をつけましょう。
また、一言でスマホアプリ開発会社といっても、得意とする分野は会社によって異なります。
たとえば、ECサイトアプリが得意な企業にスマホゲームの依頼を出すと、望んだクオリティのアプリが納品されないかもしれません。
開発会社を探す際は、実績を確認し、自社の企画にマッチした企業を探しましょう。
サポート体制も確認する
開発会社の選定時に、サポート体制も確認しましょう。
スマホアプリ開発であれば以下のような点を確認すると良いです。
- ストアへの公開をどうするか?
- 不具合対応はどのようにしてくれるのか?
- ストアからリジェクトされた場合、相談に乗ってくれるのか?
- 後日、機能追加を依頼したい場合は、どうなるのか
- スマホのOSアップデートがあった場合は、どのように対応してくれるのか
スマホアプリでは、iTunesストアやGooglePlayストアなどに、アプリを公開することになります。
そのために、ストアへの申請が必要なのですが、ストアへの申請をどのような形で行うのかは事前に確認しましょう。
初めてスマホアプリを開発する場合は、サポートしてくれると安心です。
またスマホアプリでは、定期的にOSのアップデートが行われますが、その際にどこまで対応できるのかも確認しましょう。
OSのアップデートがあると、スマホアプリ側にも大きな影響があることが多いです。
最近では、iOSでのダークモード実装や、Apple sign in機能の必須化などがありました。
OSのアップデートがあった場合、相談可能な開発会社に依頼すると非常に安心です。
仕様策定時は、細かいところまで確認・共有する
開発会社が決まったら、仕様決定の打ち合わせを行います。
ここで一番重要なのは、「丸投げしない」ということです。
事前に立てた企画を共有し、要望を細かく伝えるようにしましょう。
話し合いの中で、開発会社側から、アイデアや意見をもらえることもあります。
後から仕様変更をしないで済むように、ユーザーの気持ちになって仕様を詰めておくのがおすすめです。
仕様確認には素早く対応する
開発中は基本的に、依頼者側ですることはありません。
ただ、細かい部分に関して仕様確認が来ることは多々あります。
仕様確認依頼には、素早く対応しましょう。
リリース後は、OSアップデートの情報などに注意する
開発と検証が完了し、アプリがリリースされた後は、OSアップデートや最新端末の発表などの情報に注意するようにしましょう。
先述した通り、スマホアプリでは、OSのアップデートによって変更を余儀なくされることが多々あります。
以前、iOSのOSアップデートで実装されたApple sign in機能などは、ログイン機能を持つ多くのアプリで対応が必要な変更でした。
アップデートが発表されたら、開発会社と相談し、対応が必要か検討する必要があるでしょう。
スマホアプリ開発ならdehaにご相談を
dehaでは、スマホアプリ開発を含めた、様々なシステム開発を請け負っています。
過去には、社内SNSやマッチングアプリ、給与の前払いアプリなどを開発した実績があります。
また、dehaではベトナムで開発を行うオフショア開発という形式をとっているため、国内開発の7割〜半額程度の費用でご相談いただけます。
もし、スマホアプリ開発をご検討でしたら、ぜひdehaにご相談くださいませ。
WEBアプリの開発を外注する際に気を付けるポイント
システム開発でよくある失敗として、以下のようなものが挙げられます。
- 想定していたより納期がかかった
- 想定していたより費用がかかった
- 想定と異なるシステムが納品された
上記のような失敗は、国内の開発会社に依頼する際も起こり得ますし、オフショア開発でも起こり得ます。
今回は、上記のような失敗を避けるためのポイントをまとめます。
WEBアプリの開発を外注する際に気を付けるポイント
Webアプリ開発が失敗する主な要因は、以下の3つです。
- 発注者側の要望が不明確だった
- 開発会社とのコミュニケーションが不十分だった
- 開発会社が苦手としている案件だった
上記を回避することで、プロジェクトの成功確率をあげることができます。
作りたいアプリの要件を明確にする
打ち合わせの段階で、発注者側の要望が曖昧だと、計画段階で余計な時間がかかり納期遅れに繋がります。
より良いWEBアプリを開発するには、事前に発注者側でWEBアプリに求めるものを明確にしておき、開発会社と共有することが大事です。
要件さえ明確になっておけば、開発会社側からより良い提案をもらえることも少なくありません。
失敗を避けるだけでなく、よりクオリティの高いWEBアプリを作るためにも、事前にWEBアプリに求めるものを明確にしておきましょう。
開発会社とのコミュニケーションを密に取る
開発会社とのコミュニケーション不足も、失敗の要因の一つです。
開発会社とのコミュニケーションを疎かにすると、依頼内容の解釈ズレなどに繋がり、納期遅れや想定と異なる成果物などのトラブルに繋がりかねません。
要件を明確に定め、WEBアプリのターゲットや、WEBアプリを通して得たい結果を十分に説明することを心がけましょう。
仕様書などの内容を事前にしっかりすり合わせる
コミュニケーションにも関連する内容ですが、仕様書などの資料の確認も重要です。
依頼内容は最終的に仕様書という形で落とし込まれ、仕様書をベースにさまざまな設計書を作り、開発が進みます。
依頼内容が伝わったか確認する意味でも、仕様書などの内容はしっかりとすり合わせましょう。
作りたいアプリにあった開発会社に依頼する
開発会社とのミスマッチも、失敗の要因となります。
システム開発会社は、会社ごとに得意とする案件が異なるので、自社が作りたいアプリにあった開発会社を選びましょう。
開発会社のHPや、過去の実績・評判などを調べて、自社の求めるものを作れるかを確認して依頼するのが良いです。
開発実績に、類似の成果物があり、評判が良い会社があれば一番安心できます。
オフショア開発でのWEBアプリ開発で特に気にすべき点
上記の注意点は、国内開発、オフショア開発共にいえるポイントでしたが、次にオフショア開発特有の注意点についてまとめます。
◉目先のコストだけで選ばない
オフショア開発のメリットの一つとして「コストの安さ」が挙げられます。
オフショア開発の相場は、国内開発の半額〜7割くらいの費用です。
ですが、オフショア開発会社の中には、安さにものを言わせて強引に契約を取ろうとする開発会社も存在します。
目先の金額の安さにつられて開発会社を選ぶと、
- 納期通りに納品されなかった
- 依頼したものと異なる成果物が納品された
- プロジェクトが頓挫した
などのトラブルに巻き込まれかねません。
開発会社を選ぶ際は、費用だけでなく、
- 実績があるか?
- コミュニケーションがしっかりとれるか?
などの要素もよく見て選ぶべきです。
◉間接コストも含めて見積もりを出す
オフショア開発では、海外の開発会社と連携するため、言語の違いや物理的な距離の遠さから関節コストがかかります。
コミュニケーションの齟齬を避けるため、ブリッジエンジニアと呼ばれる、依頼者の指示、仕様書、設計書などを、委託先がわかるように伝える役割を設置することが多いです。
ブリッジエンジニアを含めても、国内開発より費用を抑えられることが多いですが、間接コストも含めて見積もりが出されていることを確認しましょう。
◉開発国の情勢も加味して開発会社を選ぶ
オフショア開発では、開発国の情勢も意識して開発会社を選ぶべきです。
頻繁に怒ることではありませんが、開発国で紛争、内戦、大規模なデモなどが発生すると、開発自体がストップし、プロジェクトが中断するリスクがあります。
世界情勢の変動を予測することは困難ですが、日本との友好関係に問題がないか?開発国内の内政状況は安定しているか?といったことも合わせてチェックしましょう。
オフショア開発国として人気を集めているベトナムは比較的親日で、国内情勢も安定しているのでおすすめの選択肢です。
WEBアプリ開発の流れ
WEBアプリの開発は、以下の流れで進んでいきます。
◉事前準備
WEBアプリの開発を始める前に、自社内で作りたいアプリを明確化します。
社内で使うシステムであれば、関連部署や取引さにヒアリングや調査を行い、必要な要件を洗い出しましょう。
エンドユーザー向けのアプリを開発する場合は、事前にターゲット、ターゲットが抱えるニーズ、アプリを通してどのような結果が欲しいのかなどを明確化します。
ここで、できるだけ要件を明確にしておくのが重要です。
◉見積、提案
開発会社を探す際、はじめから1社に絞るのではなく、複数社を比較してから選ぶのがおすすめです。
コンペ・入札などを行い、スケジュールや開発コストの見積もり提案を受け、自社にあう開発会社を選びましょう。
また、この段階でサポート体制や、トラブルが発生したときどのくらい対応してもらえるか、OSのバージョンアップなどの際に対応してもらえるかなどに関しても確認しておくと失敗をさけることができます。
◉契約、発注
1社に絞ったら、発注します。
◉設計、仕様確認
発注先の開発会社と、打ち合わせを重ね、仕様書を作成します。
ここで作った仕様書が、以降の開発のベースとなるので、念入りに確認しましょう。
開発会社側で、仕様書をベースに詳細設計を組み立て、開発を進めていきます。
仕様書と設計書をベースに開発が進みます。
開発が進むのに伴い、打ち合わせ段階では見えなかった細かな仕様の確認が必要となり、開発会社から問合せが発生することもあります。
返答が遅いと開発が止まってしまうこともあるので、問合せには迅速に対応するようにしましょう。
◉検証
製造完了後、開発会社側でテストを行い、テストが問題なければ、依頼者に検証依頼が投げられます。
開発会社側のテストはテスト用のデータを使って行うことも多いですが、依頼者側での検証は実機(あるいは実データ)を使ってのものになります。
細かく動かして、不具合がないか、使いやすいか、動作は遅くないかなどを確認しましょう。
◉リリース、運用
検証まで問題なければリリースです。
WEBアプリの場合、本番用のサーバーにアプリをアップロードし、公開を行います。
WEBアプリ開発はdehaにご相談を
dehaでは、ベトナムでオフショア開発を行っております。
これまで
- 問合せ管理システム
- 見積もり作成WEBシステム
- マッチングシステム
など多数のWEBアプリを開発してきました。
WEBアプリだけでなく、スマホアプリ開発や、AIを用いた画像処理システムの開発実績もありますので、お気軽にお問い合わせください。
なぜ、オフショア開発はベトナムが注目されているか
オフショア開発は、様々な国で行われていますが、中でも特にベトナムでの開発が注目されています。
今回は、ベトナムでのオフショア開発が注目される理由について解説します。
オフショア開発を検討中の方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
なぜ、オフショア開発はベトナムが注目されているか
オフショア開発でベトナムが注目されている点は、大きく分けて3つあります。
- 登用できるエンジニアの質が高い
- 日本との相性が良い
- 人件費が安い
一つ一つみていきます。
エンジニアが優秀である
ベトナムは国策としてIT人材の輩出を掲げており、毎年、理系大学出身の優秀なエンジニアが輩出されています。
そのためベトナムのエンジニアは、他のオフショア開発の候補先と比べても、優秀です。
国をあげてICT教育を推進しているため、若いうちからプログラミングなどを学んでいる学生が多く、就職活動中の学生であっても、即戦力レベルの能力を持っていることがあります。
またベトナムでは、エンジニアの能力によって給与が明確に変わってきます。
そのため、多くの人材がエンジニアとしてのスキルアップに時間と労力をかけており、優秀なエンジニアが育ちやすい背景もあります。
優秀なだけでなく、いろんなタイプのエンジニアを登用できる
またベトナムでは、ICT教育の結果、AI開発などの最新技術を含めた多様なスキルをもったエンジニアが多数います。
AI開発、Android、iOSアプリ開発、ReactやVue.jsといった高度なJavaScriptフレームワークを使ったフロントエンド開発など、日本国内では人材の確保が難しい領域を扱えるエンジニアを登用することが可能です。
日本と相性が良い
ベトナムはいくつかの面で、日本との相性が良いと言えます。
日本との時差が小さい
日本とベトナムの時差は、2時間です。
またベトナムでは、始業時間が早い企業が多いため、日本企業の業務時間と合わせやすいのもメリットの一つです。
例えば、ベトナム時間で8時半始業〜17時半終業の開発会社に依頼する場合、日本時間だと10時半〜19時半になるため、お互い業務時間内でコミュニケーションをとることが可能です。
地理的に遠い国でオフショア開発を行うと、ミーティングするのにも一苦労かかってしまうので、時差が小さいのは大きなメリットといえるでしょう。
日本より祝日が少ないので、稼働できる日が多い
ベトナムは、日本より祝日が少ないです。
たとえば2020年の日本の祝日は18日でしたが、ベトナムの年間の祝日は年間10日〜13日ほどです。
祝日が少ない分、稼働日が増えるため、日本で開発をするよりもスピード感を持って開発を進めることが可能です。
アクセスが良いため、出張などもしやすい
ベトナムは、物理的な距離が日本と近いです。
また東京、大阪、名古屋、福岡と日本の主要都市から直行便が飛んでおり、フライト時間も6時間程度なので、出張がしやすいです。
プロジェクト開始のキックオフ時や、現場視察に伺う場合など、アクセスが良いのはメリットになります。
人件費が抑えられる
上記のような多くのメリットがありながらも、ベトナムでの開発は、日本での開発より人件費を抑えることができます。
日本人のエンジニアを登用する場合、90万円〜/人月が相場ですが、ベトナムのエンジニアを採用する場合は、30万円〜/人月が相場になります。
前述したように、ベトナムのエンジニアは優秀なので、価格が下がったからといってクオリティが下がることを気にする必要はありません。
むしろ日本で登用するエンジニアより、優秀なエンジニアを登用できる可能性も多々あります。
ブリッジシステムエンジニアのような、オフショア開発特有のコストがかかることはありますが、それを含めても日本で開発する費用の半額〜7割程度で開発を行うことが可能です。
オフショア開発はベトナムがおすすめ
・国策でICT教育を推進しているため、優秀かつ多様なエンジニアがいる
・時差が小さかったり、稼働日が日本より多かったり、アクセスが良かったりと、日本との相性が良い
・人件費をかなり抑えることが可能
ベトナムでのオフショア開発は、上記のようなメリットがあるため、非常におすすめです。