オフショア開発とは【コストカット可能?言葉は通じる?疑問に応えます】
外部の開発会社に開発を委託する際、おすすめなのがオフショア開発です。
今回は、オフショア開発について解説いたします。
・システム開発を行いたいが、社内に十分なリソースがない!
・なるだけコストを落としつつ、品質も担保したい
という場合、参考になると思います。
オフショア開発とは【コストカット可能?言葉は通じる?疑問に応えます】
オフショア開発とは、開発の一部、または全部を海外企業や海外の現地法人に委託する開発手法です。
・ウェブサイトの作成
・WEBアプリの開発
・ソフトウェアの開発
・スマートフォンアプリの開発
・AI開発
など、委託先によって変わりますが、様々なものを委託できます。
特に、AIなどの最新技術を使ったシステム開発など日本国内では対応が難しい場合も、オフショア開発を行うことで対応できることがあります。
委託先の国としては、
・インド
・中国
・ベトナム
・インドネシア
・フィリピン
・タイ
・ミャンマー
・エチオピア
などが有名です。
dehaではベトナムをおすすめしています。
オフショア開発の大きなメリットとして、日本国内で作るよりコストカットできるという点があります。
逆にデメリットとしては、言葉の壁があることです。
それぞれを詳しくみていきます。
オフショア開発だと、どのくらいコストカットできるのか?
日本のIT人材は不足しているため人件費が高くなりがちです。
特に、優秀なエンジニアを登用しようと考えたら、かなりのコストが予想されます。
一方で、発展途上国では物価そのものが安いため、日本人よりもかなり低い人件費で雇うことが可能です。
作るシステムによって、トータルの費用は大きく変わってきますが、日本国内で開発するのの半額〜7割程度のコストが相場といえるでしょう。
優秀なエンジニアを登用できることのメリット
日本人にとっては低賃金となる価格でも、発展途上国では高給取りになれるため、各国でトップクラスに優秀なエンジニアも登用できる可能性があります。
マイクロソフトの創始者であるビルゲイツが、「優秀なソフトウェアプログラマーは平均的なプログラマーの10000倍の価値がある」と言っているように、優秀なエンジニアを登用することは、プロジェクトの成否を分ける重要なポイントです。
委託先を日本国内に絞った状態で、コストを下げようとした場合、どうしても能力の低いエンジニアしか登用することができないでしょう。
プロジェクトに参画するエンジニアの能力が低いと、プロジェクトが納期通りに終わらなかったり、プロダクトにバグが多かったりとトラブルが多くなる可能性が高くなります。
また、最新技術や希少な技術を扱えるエンジニアを登用できる可能性も高まるので、対応できるプロジェクトの幅も広くなるでしょう。
オフショア開発における言語の壁と対処方法
開発を成功させるには、委託先との密なコミュニケーションが必須です。
しかしオフショア開発では、言語の壁があるため、コミュニケーションの齟齬が起きやすいです。
対策として、ブリッジシステムエンジニアと呼ばれる、指示や仕様書や設計書を委託先がわかる言語に翻訳する役割の人をもうけるのが一般的です。
ブリッジシステムエンジニアは普通のエンジニアよりも単価が高く、ブリッジシステムエンジニアの人件費も考慮する必要があります。
文化の壁もあり
オフショア開発のデメリットとして、文化の違いもあげられるでしょう。
ビジネスマナーの違いや、残業や納期に対する考え方の違いなど、仕事に対する姿勢の違いでトラブルが生じる可能性があります。
またプロダクトのクオリティに対する考え方も違ったりするので、バグだらけのプロダクトが納品されてしまう可能性も0ではありません。
こういったトラブルを回避するためには、密なコミュニケーションをとることが大事です。
まとめ
オフショア開発のメリットは以下の2点です。
・開発コストを抑えることができる
・優秀なエンジニアを登用できる
一方で、デメリットは以下の2点。
・言葉の壁がある
・文化の壁がある
これらのデメリットを解消することができれば、オフショア開発は非常に優れた開発手法と言えます。